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「エアコンが冷えない…」そんなときにまず確認すべきこと
暑い日に限ってエアコンが効かないと、室内はまさに地獄のような環境になります。
修理を頼もうにもすぐに対応してもらえない場合も多く、とにかく今すぐ冷やしたい!というのが本音ですよね。
そんなときに役立つのがエアコンが冷えないときの応急処置です。
この記事では、冷房が効かないときにご家庭でできる対処法を詳しく解説し、根本原因を見分けるポイントも紹介します。
【まとめ一覧】冷えないエアコンの応急処置はこの6つ!
まずは、エアコンが冷えないときの応急処置を一覧で見てみましょう。
応急処置内容 | 効果・理由 |
---|---|
フィルターの掃除 | ホコリで風量が弱くなるのを防ぐ |
室外機の掃除と通気の確保 | 熱交換がスムーズになり効きが改善 |
再起動(電源リセット) | 一時的なエラーや制御不具合を解消 |
サーキュレーターや扇風機の併用 | 冷気を部屋全体に循環させて体感温度を下げる |
窓にすだれ・断熱シートを設置 | 外からの熱侵入を防ぎ、室温の上昇を抑える |
室外機への日よけ対策 | 冷房時の負荷を軽減して効率アップ |
それぞれの方法について、次章から詳しく説明します。
フィルター掃除で風量が復活!最初にやるべき応急処置
フィルターにホコリが詰まると冷気が出ない
エアコンが冷えない原因の中でも最も多いのがフィルターの汚れです。
フィルターにホコリが詰まっていると、風量が著しく低下し、設定温度まで冷えなくなる原因になります。
フィルター掃除の正しい手順
1,コンセントを抜いて安全を確保
2,前面カバーを開けて、フィルターをゆっくり取り外す
3,表側から掃除機でホコリを吸引
4,裏側からシャワーで水洗い(中性洗剤も可)
5,表側のホコリがしつこいときは歯ブラシでやさしくこする
6,完全に乾かしてから元に戻す(濡れたままだとカビの原因に)
目安:2週間に1回の掃除がベスト。
室外機をチェック!周囲の環境と汚れを見直そう
室外機の状態が悪いと冷房能力が低下する
エアコンは室内の熱を室外機で放出して冷やす仕組みなので、室外機が機能していないと冷えません。
特に夏場は、室外機に熱がこもりやすく、空気の流れが悪くなると冷却効果が半減します。
室外機の応急点検ポイント
◆前後左右に20cm以上のスペースがあるか確認
◆ファンの前に植木鉢・自転車・物置などがないかチェック
◆背面や側面のアルミフィンにホコリが詰まっていないか
◆汚れがひどい場合は乾いたブラシで優しく掃除
冷房が効かないときは、室内だけでなく外にも目を向けることが重要です。
一度リセット!エアコンの再起動で不具合が解消することも
意外と効果的!リモコンではなくコンセントで再起動
エアコンが冷えない原因が内部プログラムの不具合やセンサー誤作動の場合もあります。
その際は「再起動」が効果的です。
再起動の手順
1,エアコンの運転を停止
2,コンセントを抜いて3分ほど待つ
3,再びコンセントを差して起動
これにより、制御システムがリセットされ、冷房が復活するケースも少なくありません。
扇風機やサーキュレーターで冷気を循環させる
冷房効率を一気に改善する簡単テクニック
エアコンは部屋の上部に冷気が溜まりがちで、床付近は暑いままになることがあります。
そんなときは扇風機やサーキュレーターを併用して冷気を拡散させるのがおすすめです。
効果的な使い方
冷房時:エアコンに背を向けて、冷気を部屋中に送る
暖房時(参考):天井に向けて、暖気を下に落とす
これだけでも体感温度が2~3℃下がることが多く、効いているように感じやすくなります。
すだれや断熱シートで室内の温度上昇を防ぐ
外からの熱を遮るだけで冷えやすくなる
窓からの熱の侵入は、エアコンの効きに大きな影響を与えます。
特に南・西向きの窓がある部屋では、日差しで室温が急上昇し、エアコンが追いつかなくなることも。
応急的にできる断熱対策
◆窓の外にすだれを吊るす(外側が最も効果的)
◆アルミ製の断熱シートをガラスに貼る
◆遮熱カーテンを閉める
これにより、室温の上昇を抑えてエアコンの負担を軽減できます。
それでも冷えない場合は?修理依頼を検討する目安
応急処置でも改善しないときはプロの点検を
上記の応急対策をすべて行っても冷えない場合は、故障の可能性が高いです。
以下のような症状がある場合は、早めに修理業者に連絡しましょう。
修理を検討すべき症状
◆冷風がまったく出ない/風は出るがぬるい
◆異音・異臭がする
◆水漏れしている
◆エラーコードが表示されている
使用年数が10年以上の場合は、買い替えの検討も視野に入れておくとよいでしょう。
まとめ|エアコンが冷えないときの応急処置は早めに!
エアコンが冷えないときは焦ってしまいがちですが、原因の多くはフィルターの汚れや通気の悪化など、家庭で対応できるものです。
応急処置のチェックリスト(おさらい)
✅ フィルターを掃除する
✅ 室外機の周囲を整理し掃除する
✅ 再起動でエラーをリセットする
✅ 扇風機で冷気を循環させる
✅ 窓にすだれや断熱シートを設置
✅ 室外機に日よけを設置する
これらの対策はすぐにできるうえ、効果も高いため、まず試してみる価値ありです。
それでも改善しない場合は、専門業者に相談し、早めに原因を突き止めましょう。