Contents
リフォームで空間を快適&おしゃれにアップデートしよう
内壁のリフォームは、空間の印象を大きく変えるだけでなく、住まいの快適性や機能性の向上にもつながります。
壁紙を張り替えるだけで明るさや清潔感が変わり、素材を塗り壁に変えると調湿や防火といった性能を付加することも可能です。
また、部屋のレイアウトを変更する壁の設置・撤去や、収納を増やす壁面活用など、多彩な選択肢があります。
本記事では、内壁リフォームの主な種類や素材の違い、選び方のポイントを具体例とともに解説します。
内壁リフォームの主な種類とは?
壁材の修理・補修
年月の経過や物の衝突でできた壁のひびや穴を補修するリフォームです。
パテや補修材で表面を整え、必要に応じて仕上げのクロス張替えや塗装を行います。
見た目の改善だけでなく、防音性・断熱性の回復にもつながります。
壁材の変更
壁紙(クロス)の張り替えや、塗装、塗り壁などへの変更が代表的です。
デザインを刷新することで、部屋の雰囲気を一新できると同時に、調湿・消臭・防汚・防火といった機能性を追加することも可能。
ペットを飼っている家庭や、アレルギーが気になる方にもおすすめです。
壁の設置・撤去
例えば「リビングにワークスペースをつくりたい」「2つの部屋を1つにまとめたい」といった場合に、間仕切り壁の設置・撤去を行います。
収納力を上げたいなら、壁を利用した収納棚の新設も選択肢に。生活スタイルに合わせて柔軟にレイアウトできるのが魅力です。
壁面収納の設置
壁を凹ませて収納棚を作る「壁面収納」は、見た目もスッキリして人気のリフォーム手法です。
本棚やテレビボード、クローゼットなどに応用され、床面積を圧迫することなく収納力を増やせます。
内壁の素材にはどんな種類がある?
壁紙(クロス)の種類:手軽で種類豊富。コストパフォーマンスも◎
- ビニールクロス:最も普及しているタイプ。価格が安く、汚れに強い。
- 紙クロス:通気性が高く、ナチュラルな質感が魅力。海外製品に多い。
- 木質系壁紙:本物の木に近い風合い。和モダンな空間におすすめ。
それぞれデザインや機能に違いがあるため、リビング・寝室・水回りなど用途に応じて使い分けるとよいでしょう。
塗り壁の種類:自然素材で質感豊か。調湿・防火など機能性にも優れる
- 漆喰(しっくい):防火性・調湿性に優れ、カビが生えにくい。
- 珪藻土(けいそうど):空気中の湿気や臭いを吸着し、快適な室内環境を維持。
- 砂壁:和風建築に多く使われる、落ち着いた印象の仕上げ材。
施工難易度が高いため、実績のある業者に依頼することが重要です。
価格はやや高めですが、環境性能やデザイン性を重視する方におすすめです。
その他の壁材:タイルや羽目板など、インテリア性を高める素材も多数
- タイル:キッチンやトイレなどの水回りに最適。耐水性・デザイン性が高い。
- 羽目板:木の質感が際立つ仕上げ材。カントリー調や北欧風インテリアと相性◎。
これらの素材は部分使いでアクセントとして取り入れることで、部屋の印象に深みを与えます。
内壁リフォームのポイントと選び方:見た目と機能をバランスよく考える
デザインと機能性の両立が重要。暮らし方に合わせた壁材選びを
壁材は見た目の美しさだけでなく、室内環境を快適に保つ機能性も重要です。
たとえば高温多湿の日本では、調湿機能がある素材を選ぶと結露やカビの発生を抑えることができます。
また、災害時を考慮して不燃性のある素材を選ぶことで、安心感も高まります。
壁材の色選びにも注意
壁の色は部屋の印象を左右する大きな要素。
暗い色は高級感が出る反面、圧迫感も出やすいため広さとのバランスが必要です。
逆に明るい色は空間を広く見せる効果があります。部屋の用途や採光の状況に合わせて選びましょう。
施工業者の選び方も大切
とくに塗り壁は職人の技術に仕上がりが大きく左右されます。
自然素材を使う場合は、施工実績が豊富で、サンプルや施工例を提示してくれる業者を選ぶと安心です。
また、複数社から見積もりを取り、施工内容や保証の有無を比較検討しましょう。
ライフスタイルや住環境に合わせて選ぶ
たとえば、アレルギー体質の方にはホルムアルデヒドを含まない自然素材が適していますし、小さなお子さんがいる家庭では、汚れが拭き取りやすいビニールクロスが便利です。
自分たちの暮らしに何が必要かを明確にした上で素材やリフォーム内容を決めましょう。
まとめ
内壁リフォームには、壁の修繕から素材の変更、構造の見直し、収納の増設まで、幅広い選択肢があります。
素材や工法の違いによって、仕上がりの印象や機能性、費用は大きく変わります。
デザイン性と実用性をバランスよく考えながら、自分の暮らしにぴったりな内壁リフォームを計画しましょう。
まずは信頼できる業者に相談し、サンプルや施工例を見ながらじっくりと選ぶのがおすすめです。