トイレリフォームを考える際、本体の交換だけでなく、壁紙や床などの内装工事も同時に行うかどうかが快適性に大きく影響します。
内装まで手を加えることで、見た目だけでなく、掃除のしやすさや消臭機能といった「使いやすさ」も格段に向上します。
本記事では、トイレリフォームにおける内装工事の費用相場、施工工程、人気素材の種類と特徴、そして工事期間の目安まで、わかりやすく丁寧に解説します。
Contents
トイレリフォームの内装工事とは?基本概要を解説
内装工事は「壁・床・天井」の仕上げが中心
トイレの内装リフォームでは、以下の仕上げ工事を指します。
◆壁紙(クロス)の張り替え
◆床材(クッションフロア、フロアタイルなど)の張り替え
◆天井のクロス張り替え(必要に応じて)
これらの工事は、便器やタンクを取り外した「空の状態」で施工するため、トイレ本体の交換と同時に行うのが効率的かつ経済的です。
✅【補足】内装工事を後から行うと、再び便器の脱着が必要になり、二重の工事費用がかかる可能性があります。
内装工事の費用相場はどのくらい?
壁紙と床材の張り替え費用を中心に紹介
内装工事内容 | 費用相場(税込) | 補足説明 |
---|---|---|
壁紙(クロス)張り替え | 25,000円〜45,000円 | 防臭・防汚機能付きクロスはやや高め |
床材(クッションフロア)張り替え | 10,000円〜30,000円 | トイレに適した耐水性素材が主流 |
床材(フロアタイル)張り替え | 30,000円〜60,000円 | 高級感あり、耐久性も◎ |
天井クロス張り替え | 10,000円〜20,000円 | クロスの色・模様で印象が変わる |
⚠️【注意点】価格は施工面積や素材の種類、地域の施工業者によって異なります。
トイレリフォームの流れと内装工事の位置づけ
工程ごとの流れを把握しておくと安心
トイレの内装工事を含むリフォームは、以下のような手順で進みます。
1,養生作業
床や壁、家財が傷つかないようにビニールシートなどで保護します。
2,便器・既存設備の撤去
古いトイレを取り外して下地をチェック。
3,給排水工事(必要に応じて)
トイレの位置変更や床材の種類変更により調整することも。
4,内装工事(壁・床・天井)
壁紙や床材を貼り替え、空間の雰囲気が一新します。
5,新しい便器の搬入・設置
最新の節水型やタンクレストイレなどを設置します。
6,仕上げ・確認・引き渡し
水漏れやぐらつきがないか確認し、使い方の説明後に引き渡し。
✅【補足】壁紙や床材の色味は、トイレ本体の色と合わせて選ぶと統一感が出ます。
内装材の選び方|機能性とデザインのバランスが重要
トイレに使われる内装材の種類と特徴
材料名 | 特徴・メリット | 注意点 |
---|---|---|
クロス | 安価でデザインが豊富。防カビ・防臭タイプあり | 汚れやすい素材は避けるべき |
エコカラット | 消臭・調湿効果に優れ、見た目も高級感あり | 材料・施工費がやや高め |
タイル | 耐久性・耐水性が抜群。床にも壁にも使える | 冷たく感じる場合もあるため床暖房と相性◎ |
パネル(キッチンパネルなど) | 水はねに強く、お手入れがしやすい | デザインに限りがある場合も |
✅【ポイント】デザイン性に加え、掃除のしやすさや防臭・防汚性能など「機能性」も重視しましょう。
トイレリフォームにかかる期間の目安
施工規模によって工事日数が変わる
リフォーム内容 | 工期目安 |
---|---|
トイレ本体の交換のみ | 半日〜1日 |
トイレ+壁紙・床の内装工事 | 1〜2日 |
給排水工事を伴う大規模工事 | 2〜5日 |
⚠️【注意点】養生や下地補修が必要な場合、予定より工期が延びることがあります。
まとめ|トイレ内装工事は空間の快適性を左右する大事な工程
トイレリフォームで見落とされがちな「内装工事」ですが、快適性・清潔感・デザイン性を向上させる重要なポイントです。
壁紙や床材の選び方次第で、トイレ空間の印象は大きく変わります。
最後にチェックすべきポイント
✅ 壁紙や床材の機能性(防臭・防汚)を確認
✅ トイレ本体と内装の同時施工で費用を抑える
✅ リフォーム工程と工期を事前に確認
✅ 自宅のライフスタイルに合う素材選びを
納得のいくトイレ空間をつくるために、内装にもぜひこだわってみてください。