8畳の部屋は寝室やリビング、子ども部屋として使われることが多く、生活の中心にもなりやすいスペースです。
そんな8畳の壁紙を張り替える際、費用は施工内容や壁紙のグレードによって大きく異なります。
この記事では、スタンダードとハイグレードの価格帯、天井まで張り替えるかどうかで変動する施工費の目安、そして費用を抑えるコツまで詳しく解説していきます。
Contents
8畳部屋の壁紙張り替え費用はどのくらい?
スタンダードクロスの費用相場
スタンダードクロス(量産品)は、賃貸物件や費用を抑えたい方に人気の壁紙です。
8畳の場合、約35,000円〜56,000円程度が一般的な相場です。
デザインの種類は限られていますが、白系やシンプルな柄が中心で、清潔感を出したい方に向いています。
ハイグレードクロスの費用相場
ハイグレードクロスには、防臭・防カビ・抗菌といった機能が付加されていたり、デザインの選択肢が豊富だったりする特徴があります。
その分費用は高くなり、8畳の部屋で約52,000円〜76,000円が相場となります。
質感にこだわる方や、来客の多い部屋に使用したい方におすすめです。
施工範囲ごとの費用目安をチェック
天井と壁の全面張り替え
壁だけでなく天井まで含めて全面的に張り替える場合、費用はおおよそ70,000円〜84,000円となります。
部屋全体をリフレッシュしたい方や、経年劣化が気になる場合には全面施工がおすすめです。
壁のみ張り替える場合
天井はそのままで、壁面だけを張り替える場合の費用は約56,000円〜63,000円程度です。
天井の汚れがあまり気にならない場合は、壁だけでも充分に印象を変えることができます。
一面のみのアクセントクロス施工
壁の一面だけにデザイン性の高いクロスを使い、他は既存のままにする「アクセントクロス」は、予算が限られている方にもおすすめです。
費用は2万円〜3万円台で済むことが多く、インテリアに変化を与えたい方にぴったりの方法です。
費用に影響する3つの要因
クロスのグレード:同じ8畳でも選ぶ素材で差が出る
スタンダードクロスはコストパフォーマンス重視の方に最適で、一方でハイグレードクロスは機能やデザインを求める方におすすめです。
たとえば防臭・防カビ機能が付いた壁紙は、ペットを飼っているご家庭や、湿気の多い部屋に適しています。
施工内容の違い:天井や一面だけでも見積額は変わる
施工内容が増えるほど、材料費・人件費が増加します。
全面張り替えを希望する場合はそれなりの費用を見込む必要がありますが、一部のみで済ませることで費用を抑えることも可能です。
床面積と壁面積の関係:広さが費用に与える影響
8畳の部屋は6畳より壁面積が広くなるため、当然ながら使用する壁紙の量が増えます。
これがそのまま材料費や作業量に反映され、費用が高くなる要因となります。
DIYなら費用を大幅に抑えられる?ただし注意点も多い
DIYでかかる費用
DIYの場合、壁紙代がメインのコストとなります。
1mあたり200円〜500円の壁紙を使い、40m使用すると材料費は8,000円〜20,000円程度です。
道具を揃える初期費用が加わっても、業者依頼の半分以下に抑えられることもあります。
DIYのメリットとリスク
DIYの最大のメリットは費用の安さですが、貼りムラ・剥がれ・柄合わせの難しさなど、仕上がりのクオリティには注意が必要です。失敗してやり直しになると、時間もコストも余計にかかるため、自信がない場合は小規模スペースでの練習をおすすめします。
まとめ
8畳の部屋の壁紙張り替えは、スタンダードクロスで5万円前後、ハイグレードクロスで8万円前後が目安です。
全面か一部か、天井も含めるかによって価格は大きく変動します。
予算や目的に応じて選択肢を絞り、見積もり比較やDIYの検討をすることで、満足のいく空間づくりが実現します。
張り替えを検討している方は、まず自分の優先順位を明確にし、無理のない範囲で計画的に進めていきましょう。