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◆【築20年以上は注意】アスベストが使われているの内装リフォーム時の対応について
みなさんこんにちは
長野市の内装やさんの相談室です。
アスベスト問題、ご存知の方も多いでしょうが何に注意すれば良いかまでは把握されていないかもしれません。
危険性が知られてから、だいぶ時間が経ちました。
忘れてしまっている方もいると思います。
☑ どんな場所に使われていたのか?
☑ 何年前の建材に使われていたのか?
改めて知っておきたい知識です。
また、DIYを行っている方には必須の知識になるでしょう。
それでは『アスベストとリフォーム時の対応について』お伝えしていきます。
◆なぜアスベストは広まったのか?
アスベストは鉱山で採掘される繊維状の鉱物で日本名では石綿と呼ばれます。
繊維の太さは、なんと髪の毛の5000分の1程度で、無機物のため、非常に耐久性に優れています。
また価格が安いといったメリットがあったため多くの建材に使用されてきました。
他にも様々な性能があり、耐熱性・保温性・防火性・防音性・耐摩耗性・耐薬品性・電気絶縁性と優れた鉱物だったため加工され多くの製品が作られました。
建材や船舶・自動車のブレーキなどにも使用されていました。
1960年にアスベストでの健康被害が起こったため、現在ではアスベストの使用や輸入・製造も禁止されています。
◆アスベスト問題
アスベストへの問題提起は第二次世界大戦前にドイツが行っていました。
肺がんの原因になる可能性を指摘していました。
ただ、当時は大戦中や大戦後の混乱があり問題視されるまでには至りませんでした。
その後、1970年代に入りアメリカで健康被害に対する訴訟が巻き起こります。
こうして、アスベスト問題は広がっていったのです。
◆アスベストの健康被害
飛散したアスベストを吸い込むことでどんな健康被害をもたらしてきたのでしょうか?
髪の毛の5000分の1程度の大きさである、アスベストは一度肺に入ってしまうと、排出が困難で体内での分解ができません。
そのため、下記のような疾患の可能性が高まります。
☑『石綿肺』石綿肺と言われる病気は、飛散したアスベストが肺に突き刺さることで肺の働きが悪くなるもの。
☑『肺がん』アスベストを発がん性物質と吸い込むことで発生しやすくなる。
☑『中皮腫』アスベスト繊維の刺激により肺を包んでいる膜に発生する。
☑『良性胸膜疾患』軽度な肺の疾患。
◆アスベストが使用されている建材
アスベストは2006年以前の建物に利用されている可能性があります。
屋根・外壁・内装材・配管の断熱材・内壁の吹き付け材などに使われてきたからです。
使用目的は耐火被覆や吸音・断熱性能の付加で鉄骨材の柱や梁・駐車場の天井に使用されていました。
また、アスベストを含んだセメント等を板状に固めた成型板としては、屋根材・内外装材・天井材等として使用されている可能性があります。
🔸使用されている可能性のある場所🔸
外装材 | 根・外壁・軒天井・ピロティ・ベランダ隔壁・外装目地 |
内装材 | 居室天井・居室壁・間仕切り・床・台所天井・台所壁・トイレ天井・ トイレ壁・浴室天井・浴室壁・廊下天井・廊下壁・駐車場天井・巾木・階段裏 |
耐火被覆材 | 鉄骨柱はり・デッキプレート・カーテンウォール |
設備 | 煙突・臭気抜き・給排水管 |
その他 | 仕上げ材・下地材 |
🔸築20年以上は要注意🔸
今では健康被害や環境への配慮からアスベストが加工された建材はほとんど使用されていません。
アスベスト自体が問題ではなく、加工をした時に飛散するアスベストの繊維質を人間が吸い込むことによって何十年か経ったのちに肺が病気に侵される原因となっている物質でもあります。
上記にも書きましたが加工した時に飛散する繊維が問題ですが、築年数が20年以上経過している住宅でリフォームを計画している方へ、場所によってはアスベストを使用している場所があるかもしれません。
🔸建材にアスベストが含まれているか確認方法🔸
住宅用建材にアスベストが利用されている可能性があるものは主に屋根材と外壁材、そして内装材です。
セメント瓦やサイディング外壁を利用しているのであれば品番を確認してアスベストが含まれているか確認が必要です。
平成16年以前に製造・販売されているものに含まれている可能性があります。
リフォームなどに伴い既存の建築物に使用されたアスベストを飛散させてはなりません。
🔸撤去方法と費用🔸
屋根材にアスベストが含まれている場合には水と薬剤で屋根材を湿らせながら飛散が起こらな様にします。
剥がした屋根材は密閉性の高い容器に梱包して処分施設に運搬します。
アスベストの処理費用は面積の大きさで変わってきますが大体1万円~9万円位で推移しています。
🔸石綿が含まれている場合には、通常の建材と異なる処理方法が必要🔸
特にコロニアル屋根に使用している場合が多いのではないでしょうか?
必ずリフォームをする際に業者の人に確認するようにしてくださいアスベストが含まれている部材を処分するだけで費用が大きく変わったり、業者の方の処理方法や対策についても変わってくるのです。
アスベストを除去するためには最新の注意が必要です。
◆最後に
いかがだったでしょうか?
最近はDIYでのリフォームなども流行っていますが、中にはアスベストを含んだ建材が使われているかもしれません。
壁を壊してまで行うような規模であれば、危険かもしれません。
アスベスト除去に対し詳しい業者に相談することをおすすめします。
内装のことやリフォームのことなら長野市の内装やさんの相談室にお任せください。
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