Contents
◆【建物の長寿命化を考える】建材を維持していくためのメンテナンス時期と点検周期とは?
みなさんこんにちは
『内装やさんの相談室』です。
本日は、建材毎のメンテナンス時期についてご紹介します。
住宅をいかに丁寧に使ったとしても使用や経年に伴う劣化を止めることはできません。
それは構造物の宿命でもあります。
建物は多くの建材や機器によって構成され、劣化の進行が異なります。
この劣化の進行を把握しておくことが建物の適切な維持へとつながります。
建材毎のメンテナンスサイクルを把握することも、建物の保全を行う上で必要なことです
◆建材毎のメンテナンス時期
建物のメンテナンス箇所は大きく分けると7つ位に分けられていて更に細かく分類すると20カ所位に分類することができます。
メンテナンスの内容も動作確認から補修・点検等多岐にわたります。
全てを修理・交換する必要はなく使用年数と状態にあわせて対策をとる事が必要です。
◆屋根材・雨どい◆
使用する塗料によって変わりますが基本的には10年に1回は塗替えを行いましょう。
築後30年近くなったら屋根全体を新しいものに交換するかの検討になります。
雨樋も最初のうちは塗装工事で対応することもできますが、20年超えた位で部品の交換を考えなければなりません。
◆外壁・シーリング◆
屋根材同様に10年毎ごとに塗装工事・シーリングのうち替えを一緒に行いましょう。
築後30年近くになったら外壁のカバー工法や貼り換えを場合によっては考えなければなりません。
◆ドアや窓◆
ドアや窓は身近にあり毎日開閉すると思います。
動作不良等のトラブルをいち早く見つけやすいです。
天災によって歪んでしまったり完全に破損した場合には交換が必要になりますがそれ以外の場合だと部分的な修理や交換で納まる場合多いです。
◆室内内装◆
室内の内装は日頃からの生活スタイルによって汚れ方や傷み方が変わります。
一番汚れやすいのが壁クロスで、料理やたばこ等の煙で汚れます。
クロスの程度によっては表面を塗装して再生をするできますが、年数が経過していたりあまりにも汚れていたら貼り替えになります。
フローリングや畳は紫外線の影響を受けやすいので変色する事があります。
◆防蟻処理◆
五年に一回の予防消毒を行いましょう。
消毒の保証は多くの業者で5年を目途に発行されています。
◆キッチン◆
毎日使用する場所になります。故障したまま使用すると火災の可能性も考えられます。
火が付きにくかったりといった少しの事でも点検してもらい、部品や本体の交換をしなければなりません
◆トイレや洗面◆
部品で使用されているゴムなどの細かい部品が劣化しやすいです。
劣化したままだと水が漏れたりセンサーが反応しないといったトラブルが起こりますのでいつもと違うと感じたら点検修理を依頼しましょう
◆点検周期について
部位 点検目安 |
点検の内容 |
基礎 3年以内 |
基礎に関する部材にクラック・変形・損傷・沈下・建築物沈下・浮上などはないか |
土台等 3年以内 |
土台に関する部材にクラック・サビ・損傷・変形・腐食・塗装の劣化などはないか |
木造部分 1年以内 |
羽アリの発生・蟻害の有無など |
床 1年以内 |
床仕上げ材にき裂・サビ・損傷・変形・腐食・摩耗・結露の発生・塗装の劣化はないか/防水材の状態は良いか/水かかり部の排水はよいか/床ピット内のき裂の有無・漏水・結露の発生はないか/排水状態は良いか |
階段 3年以内『外部は1年以内』 |
階段仕上げ材にき裂・サビ・損傷・変形・腐食・摩耗はないか/ノンスリップに変形・損傷・摩耗はないか |
壁 1年以内 |
階段仕上げ材にき裂・サビ・損傷・変形・腐食・摩耗・浮き・結露の発生・塗装の劣化・雨水の浸入はないか/防水性は良いか/取り付け状態はよいか/シーリング材の劣化・変形はないか/金物の状態はよいか |
建具 3年以内『外部は1年以内』 |
建具にサビ・損傷・変形・腐食・摩耗・浮き・結露の発生・塗装の劣化はないか/取り付けの状態は良いか/シーリング材の劣化・変形などはないか/金物の状態はよいか/下地材にさび・腐食・変形はないか |
天井 3年以内 |
天井仕上げ材にき裂・サビ・損傷・変形・腐食・摩耗・浮き・結露の発生・塗装の劣化・雨水の浸入はないか/取り付けの状態は良いか/カーテンボックスや屋根裏にき裂・サビ・損傷・変形・腐食・摩耗・浮き・結露の発生・塗装の劣化・雨水の浸入はないか |
陸屋根 1年以内 |
陸屋根仕上げ材にき裂・サビ・損傷・変形・腐食・塗装の劣化はないか/パラペットの笠木や立ち上がり部にき裂・損傷・浮き・サビはないか/シーリング材の劣化・変形はないか/金物の状態はよいか/防水性は良いか/排水状態は良いか |
ふき屋根・ガラス屋根 3年以内 |
屋根ふき材にき裂・サビ・損傷・変形・腐食・塗装の劣化はないか/取り付けの状態は良いか/シーリング材の劣化・変形はないか/防水性は良いか/金物の状態はよいか |
ルーフドレイン・とい 1年以内 |
ルーフドレインに損傷・さび・腐食・結露・塗装の劣化・泥だまりなどはないか/取り付け状態・排水状態は良いか |
手すり 1年以内 |
手すりにき裂・サビ・損傷・変形・腐食・摩耗・浮き・結露の発生・塗装の劣化はないか |
◆最後に
いかがだったでしょうか
建物の点検は日頃行っていますか?
壊れてから直す段階では、費用が高額になってしまうケースが多いです。
早めはやめのメンテナンスが建物寿命を長く保つ秘訣です。
長野市の内装やさんの相談室でも各所の点検を行っています。
まずはお気軽にご相談下さい‼
<
内装のことやリフォームのことなら長野市の内装やさんの相談室にお任せください。
フリーダイヤル 0120-460-461
◇メールでのお問い合わせはこちらから◇
・お問い合わせフォームに必要事項のご入力をして送信ボタンをクリックしてください。
・メールアドレスは正しくご入力下さい(弊社より返信メールが届きません。)
・【必須】の項目は必ず入力してください。