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エアコンが効かない…その原因と対策を知ろう
夏や冬にエアコンを使っているのに「なかなか涼しく(暖かく)ならない…」と感じたことはありませんか?
その原因は、機器の故障だけでなく、ちょっとした使用方法の違いにあるかもしれません。
実は、エアコンの効きを改善するコツは意外と簡単。本記事では、誰でもすぐにできる「効き目を良くする具体的な方法」を解説します。
【基本】エアコンの効きを良くする7つの方法まとめ
エアコンの効率を上げるには、空気の流れを整え、熱の出入りを防ぐ工夫が必要です。下記に効果的な方法をまとめました。
方法 | 効果・理由 |
---|---|
フィルターの掃除 | ホコリが風の流れを妨げ、冷暖房効果が落ちるため |
室外機周りの環境を整える | 吸排気の効率が上がり、熱交換性能が向上する |
日よけの設置 | 室外機・室内の温度上昇を防ぎ、負荷を減らせる |
扇風機・サーキュレーターを使う | 冷気・暖気を部屋中に循環させ、ムラを減らす |
カーテンや断熱シートで断熱性を上げる | 外からの熱の出入りを防ぎ、効率的な空調が可能に |
プロによるエアコンクリーニング | 内部の汚れが取り除かれ、性能が回復する |
設定温度・風量・モードの見直し | 自動運転や適切な設定で無駄な電力消費を減らす |
以下で、それぞれの方法について詳しく解説します。
フィルターをこまめに掃除すると効きが全然違う
フィルターのホコリが効きの低下を招く
エアコンのフィルターは、空気中のホコリを取り除く重要なパーツ。
しかしホコリが溜まると、空気の流れが妨げられ、冷暖房効率が大きく落ちます。
定期的に掃除しておけば、約5〜10%の省エネ効果が得られるというデータもあります。
フィルター掃除の手順
1,2週間に1度を目安に掃除する
2,フィルターを外し、掃除機でホコリを吸い取る
3,汚れがひどい場合は中性洗剤で水洗いし、裏側からシャワーを当てて流す
4,しっかり乾かしてから再装着する(湿ったままだとカビの原因に)
Point:掃除の際は、電源を切り、安全のためにプラグを抜いておくことも忘れずに。
室外機まわりの環境整備で効率が大幅アップ
室外機は空気を吸って・吐いて温度調整する装置
エアコンの室外機は、外気との熱交換を行う装置です。
そのため、室外機周りの環境が悪いと、空気の流れが滞り、効率が落ちてしまいます。
設置時・運用時の注意点
◆室外機の前面20cm、背面10cm、右面30cm、左面10cm以上は空ける
◆ファンの前に植物・自転車・壁・ゴミ箱などを置かない
◆夏場は室外機に日除けカバーやすだれを設置する
直射日光が室外機に当たると、冷房時の負荷が20%以上増加するという試算もあり、日よけ対策は非常に有効です。
扇風機やサーキュレーターを併用して空気を循環させる
空気の「流れ」が効率を大きく左右する
エアコンは冷気や暖気を出しても、それが部屋全体に行き渡るとは限りません。
特に冷気は下に、暖気は上に溜まる性質があるため、空気が偏ってしまい「効かない」と感じる原因になります。
サーキュレーターの使い方のコツ
◆冷房時:エアコンに背を向けて風を送り、冷気を部屋中に広げる
◆暖房時:天井に向けて風を送ることで、上の暖気を下に落とす
体感温度が2〜3℃下がることもあるため、設定温度を抑えても快適に過ごせるようになります。
窓からの熱を防ぐ!断熱性アップの工夫で効きをキープ
カーテンや断熱シートの活用で室温安定
外気の影響を受けやすい窓からの熱の出入りをシャットアウトすることで、
エアコンが無駄に働く時間を減らし、効率が大きく改善されます。
おすすめの断熱アイテム
◆遮熱カーテン:日射をカットし、夏の室温上昇を防ぐ
◆断熱シート(窓貼り):冬の冷気をシャットアウト
◆厚手のカーテン・レースの二重使い:熱の出入りを防ぐ
断熱対策=省エネ対策にもなるので、ぜひ取り入れましょう。
プロのエアコンクリーニングで効き目が蘇る
内部のカビや汚れが「効かない原因」に
フィルターだけでなく、エアコン内部の熱交換器や送風ファンにも汚れやカビが蓄積していきます。
これがニオイや効きの悪さ、最悪の場合は健康被害にもつながるため注意が必要です。
プロに任せるべきタイミングとは?
◆1年以上掃除していない
◆カビ臭がする
◆送風が弱いと感じる
◆電気代が上がった気がする
プロによる高圧洗浄で、内部の汚れやカビを徹底除去してもらうことで、エアコンの効きは劇的に改善されます。
エアコンの設定温度や運転モードも見直してみよう
自動運転モードを使いこなそう
「弱」運転にしているのに涼しく(暖かく)ならない場合、むしろ「自動運転」の方が早く効率的に冷暖房できることがあります。
効きが良くなるおすすめ設定
◆夏:冷房26〜28℃、風量自動、モード自動
◆冬:暖房20〜22℃、風量自動、モード自動
無駄に電力を使わず、効きも良くなるため、こまめな調整が大切です。
まとめ|エアコンの効きを改善して快適な空間を手に入れよう
エアコンの効きが悪くなったと感じたとき、すぐに故障を疑う前に、身近な点検・工夫で効率を改善できることが多いです。
効きを良くするためのポイントまとめ
◆フィルターは2週間に1度掃除
◆室外機の周囲を整理して、風通し良く
◆日よけや断熱アイテムで外気対策
◆扇風機・サーキュレーターで空気を循環
◆1年に1回はプロのクリーニングを検討
◆設定温度・運転モードを見直す
これらを実践することで、エアコンの効率・快適性・省エネ性能が向上します。