トイレリフォームを始める際に最も重要なのは、今のトイレにどんな不満があるのかをはっきりさせることです。
よくある不満としては「掃除がしにくい」「水の流れが悪い」「寒くて冬場がつらい」「収納が足りない」などが挙げられます。
こうした現状を洗い出した上で、理想のトイレの機能やデザインを考えていきましょう。
例えば、「節水型にしたい」「自動洗浄機能をつけたい」「おしゃれな内装にしたい」など、求める機能や雰囲気を具体的にイメージすることが、失敗しないリフォームの第一歩です。
トイレリフォームの種類と特徴
トイレリフォームと一口にいっても、内容はさまざまです
。大きく分けると以下のような工事内容が考えられます。
トイレ本体の交換(洋式から洋式)
最も一般的なリフォームです。
見た目や性能がアップし、節水や節電などのエコ性能が向上します。
現在のトイレが古く、水道代が気になる方におすすめです。
和式から洋式への変更
床や排水位置の工事が必要となるため、費用や工期が比較的高くなります。
高齢者のいる家庭や、将来のバリアフリー化を検討している方に最適です。
便座のみの交換・温水洗浄便座の設置
比較的安価で手軽に快適性をアップできます。DIYでも可能な場合があります。
現在の便座が冷たい・機能が物足りないと感じている方にぴったり。
トイレ内装のリフォーム(床・壁・天井など)
見た目の印象を一新したい場合に効果的。防臭・防水性のある素材に変更することで、清掃性も向上します。
トイレ空間をおしゃれに演出したい方や、ニオイ・湿気が気になる方におすすめです。
気になる費用相場は?工事別にわかりやすく解説
トイレ全体をまるごとリフォームした場合
相場:20〜50万円 便器・便座・内装すべてを交換するフルリフォーム。
選ぶ設備のグレードで価格が大きく変わります。
トイレの印象をガラリと変えたい方、老朽化が気になる方に向いています。
トイレ本体の交換(洋式から洋式)
相場:15〜35万円 便器やタンク、便座の交換が主な工事内容です。
節水機能付きの最新型に変えることで、長期的には水道代の節約に。
和式から洋式に変更する場合
相場:15〜75万円 床や排水管の工事が発生するため、工事費が高くなる傾向にあります。
和式トイレに不便を感じている方は、思い切って洋式化する価値があります。
便座のみの交換・温水洗浄便座の設置
相場:5万〜15万円 一部の電気店やホームセンターでの設置込み商品も人気です。
予算を抑えつつ快適性を向上させたい人におすすめ。
トイレの内装リフォーム(床・壁など)
相場:2万〜8万円 床材をクッションフロアやフロアタイルに変更するケースが一般的です。
デザインの一新とともに、掃除のしやすさも改善されます。
トイレリフォームはどこに依頼する?それぞれの特徴と選び方
リフォームを依頼できる先にはいくつかの選択肢があり、それぞれに特徴があります。
リフォーム専門会社
リフォーム実績が豊富で、トイレ以外の場所も一緒に相談できる点がメリット。
トータルリフォームを検討している方におすすめです。
地元の工務店・ハウスメーカー
地域密着で小回りがきく対応が魅力。家の構造をよく理解しているケースも多いです。
長く付き合える施工業者を探している方に。
ホームセンター・家電量販店
便座の取り付けなど、比較的簡単なリフォームに対応可能。
パッケージ価格が分かりやすいのが利点。
コストを抑えたい・簡易的な工事を希望する方に向いています。
水道修理業者
急ぎの水漏れ対応から交換まで、スピード感のある対応が得意。 → トイレの故障など緊急対応が必要な場合に重宝します。
まとめ
トイレリフォームは、単に便器を新しくするだけでなく、生活の快適さや将来の暮らしやすさにも大きく関わります。
今の不満を明確にし、どんな機能が必要かを見極め、予算と相談しながら自分に合ったプランを選ぶことが大切です。
費用や依頼先の特徴を理解し、信頼できる業者と一緒に、理想のトイレ空間を実現していきましょう。