Contents
10畳のクロス張り替えにかかる費用は?
10畳の部屋は、リビングや主寝室など生活の中心となる空間に多く採用される広さです。
その分、壁紙の張り替えにも広い面積と費用が関わってきます。
クロスのグレードや施工条件によって価格差が生じるため、自分に合った内容で見積もりを検討することが大切です。
本記事では、10畳のクロス張り替えにかかる費用相場や、価格に影響する要素、費用を抑える方法、注意点までを詳しく解説します。
10畳のクロス張り替え費用の相場とは?
スタンダードクロスの場合
スタンダードクロス(量産品)の相場は、10畳の部屋でおよそ45,000円~63,000円程度です。シンプルな白系のデザインが多く、一般的な住宅や賃貸住宅にも広く使われています。低コストで部屋全体をリフレッシュしたい方に適しています。
ハイグレードクロスの場合
ハイグレードクロスになると、防汚・抗菌・防カビ・消臭などの機能が追加され、デザイン性も豊かになります。
その分費用も上がり、10畳の張り替えで67,500円~84,000円が目安です。
来客の多いリビングや、自分らしい空間を演出したい寝室におすすめです。
費用に影響を与える要素は何か?
クロスの種類
クロスには、安価な量産タイプから高機能なプレミアムタイプまで幅広く存在します。消臭・防カビといった機能性クロスは特定の用途(例:ペットと暮らす家庭、湿気の多い部屋など)におすすめですが、その分価格は高くなります。
施工業者の料金体系:人件費・諸経費
施工業者によって費用設定や含まれる項目(養生・廃材処理・家具移動など)が異なります。
相場の違いに加え、対応の丁寧さや仕上がり品質も確認しましょう。都市部は人件費が高くなりがちで、料金にも反映されることがあります。
部屋の状態:下地補修の有無で工数が増える
壁紙の下地が傷んでいたり、カビ・シミなどが発生していると、補修費用が追加で発生する場合があります。
雨漏りがあったり、壁に穴や剥がれがあると補修工事が必要になり、その分の手間賃が上乗せされます。
立地条件:都心部や山間部で価格に差が出ることも
施工場所が都市部か郊外か、アクセスの良し悪しなども費用に影響します。
交通費や作業効率が関係しており、繁華街や駐車場のないエリアでは費用が高くなる傾向があります。
家具の移動の有無:大型家具の有無で手間が変わる
部屋に大型家具が多い場合は、職人が移動作業を行うため追加料金が発生することがあります。
作業前に自分で片付けを済ませておくことで、余計な費用を抑えることが可能です。
費用を安く抑えるための実践的な方法
産品のクロスを選ぶ
量産品は、選べるデザインが限定されている一方でコスト面では非常に優れています。
特に壁紙の一部が汚れた・古くなったという理由での張り替えであれば、量産タイプで十分満足できる場合が多いです。
窓やドアの多い部屋は有利
窓やドアの開口部が多い部屋は、貼り付ける面積が少ないため、結果として使用する壁紙の量が減り、施工時間も短縮されます。
費用を抑えたい方は、こうした部屋からリフォームを始めるのも一案です。
複数業者から相見積もりを取る
複数の業者から見積もりを取ることで、価格の比較だけでなく、担当者の対応、見積もりの明瞭さ、サービス内容の違いなどを確認できます。地域の工務店、リフォーム専門業者、大手リフォーム会社など、それぞれ特長があります。
費用に関する注意点
同じ価格帯でも内容に差がある
一見同じ「5万円」という見積もりでも、使用される壁紙の品質や、施工内容(下地補修込みか否か)によって仕上がりや満足度が大きく異なります。
必ず内訳を確認し、納得した上で契約しましょう。
天井や傾斜の有無によっても費用は変わる
天井にダウンライトや換気扇などの付帯物がある、あるいは傾斜天井になっている場合、職人の手間が増えるため、費用が高くなります。
また、施工時間も長引くことがあり、追加料金の発生要因となります。
クロスの種類が増えると割高になる
1部屋の中で複数種類のクロスを使用すると、施工の手順が複雑になり、材料ロスも増えるため割高になります。
デザイン性を重視する場合はアクセントクロスに留め、その他は統一感を持たせるとコストを抑えつつ個性を出すことができます。
まとめ
10畳のクロス張り替えは、スタンダードクロスで約45,000円〜63,000円、ハイグレードクロスで約67,500円〜84,000円が相場です。
選ぶ壁紙の種類や部屋の状態、施工業者の違いによって価格は変動します。
費用を抑えたいなら量産品を選び、複数業者に見積もりを依頼することが鍵です。
事前準備と情報収集をしっかり行い、満足のいく空間づくりを目指しましょう。