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◆新型コロナウイルス感染予防対策の内装工事について◆
新型コロナウイルスの影響によって様々な場面で、変化が求められています。
その中の一つに働き方があります。
テレワークや在宅勤務が推奨されていますが、すべての業者が簡単に移行できるわけではありません。
工場で、加工が必要であれば職場に行かなければならないでしょう。
飲食業、旅館やホテルなどであれば、人とのかかわりを避けらないでしょう。
ただ、対策している施設と対策していない施設とでは印象も違ってくれば、安心感も違います。
今後、感染症対策に取り組んでいることの意義が更に大きくなっていく事でしょう。
お客さまのためにも、働く方のためにも感染リスクを少しでも抑えていく必要があるのではないでしょうか?
それでは、新型コロナ感染症対策における、内装工事にはどんなものがあるのでしょうか?見ていきましょう。
◆3密に対する感染対策から紐解く◆
内装に対する明確な基準はありませんが、3密を防ぐことが必要です。
3密の対策として厚生労働省は、周囲にいる人との距離を2m以上取ることを推奨しています。
下記は、政府による感染対策のポスターです。
❶換気の悪い密閉空間
❷多数が集まる密集場所
❸間近で会話や発生する密場面
◇換気の悪い密閉空間◇
【❶換気の悪い密閉空間】に対しては、換気システムを導入し空気の流れをつくる方法が考えられます。
室内の空気を室外へ随時排出するようにします。
【換気システムの種類】
機械換気方式 | 特徴と用途 |
第1種換気設備 |
給気・排気共に機械を用います。 設置により室内の気流分布や圧力制御が容易で、充分な換気ができますが、設備費が高くなります。 |
第2種換気設備 |
機械給気と適当な自然排気口(開口)による換気 給気機で新鮮な空気を取り入れ、汚染した空気は排気口から自然排気する方式。 正圧になり室内の空気が外部にと漏れやすい。 |
第3種換気設備 |
適当な自然給気口と機械排気口による換気。 排気機で汚染空気を排出し、新鮮な空気は給気口から自然給気する方式。 負圧とな室内の空気が外部へと漏れにくい。 |
◇多数が集まる密集場所◇
【❷多数が集まる密集場所】に対しては、人と人の距離感を考えたレイアウトへの変更(脱島形など)があります。
例えば、島形だった机を分散させる方法や、新たに間仕切りを設け距離を開ける方法などが考えられます。
◇間近で会話や発生する密接場面◇
【❸間近で会話や発生する密接】に対しては、透明アクリル板の設置などがあります。
これは、現時点で対策できる方法ですが、様々な企業が経済を守るべく対策方法を新たに考えたり商品を開発したりしています。
私どもも、情報を収集すると共に、新たな対策方法についても取り組んでいきます。
◆具体的な対策方法や商材について◆
現在、私たちの内装工事でできることやコーティングでできることには以下があります。
(1)ウイルスや菌を不活性化させる光触媒コーティング(施工後にウイルスや菌を大幅に減らすだけでなく、その後も環境が維持する)
(2)人と人の距離感を考えたレイアウトへ変更(脱島形など)
(3)パーテーションの設置(飛沫を防ぐ、人の接触を少なくする)
(4)感染症対策のための間仕切り設置(飛沫を防ぐ)
◇(1)ウイルスや菌を不活性化させる光触媒コーティング◇
インラッシュコートの機能
【組み合わせることで高い効果を発揮】フッ素樹脂+光触媒+銀+銅
従来の光触媒塗料は汚れは付きにくいのですが、耐候性があまりなく除菌効果も高くありませんでした。 |
光触媒のセルフクリーニング機能
汎用塗料で塗った塗膜は、ほぼ撥水性の塗膜になるのに対して、インラッシュコートを塗った塗膜は親水性となり、液剤に含まれる酸化チタンが光に当たると活性酸素が発生し、外壁等についた汚れが分解されます。 |
フッ素樹脂
原材料は蛍石(はたるいし)という石からできています。 |
銀・銅
銀・銅には微量金属作用という働きがあります。 |
インラッシュコートの効果
【超耐光性】
樹脂の中でトップクラスの耐候性を持つフッ素樹脂が長期にわたり外壁の劣化現象を抑えてくれます。 |
【抗ウィルス】
ウィルスを不活性化させ炭酸ガスや水分に分解します。 |
【防カビ・抗菌】
銀・銅紛から発生するイオン効果でカビや菌を強力に防ぎます。 |
【超低汚染】
光触媒のセルフクリーニング機能で長期にわたり建物の外壁や室内の璧を汚れにくくします。 |
【空気洗浄】
光触媒効果でホルムアルデヒドに代表されるVOC等を強力に分解し空気を清浄し、臭いも抑えてくれます。 |
【静電気防止】
フッ素樹脂は水分を通すので導電性が上がります。 |
インラッシュコート除菌の仕組み
水分を引き寄せるフッ素樹脂は常時水分を20%程度保有しています。
その水分のなかで酸化チタンが銀と銅の表面を侵食していきます。
銀粉と銅粉は侵食される際にイオンを発生し菌やウィルスを炭酸ガスや水分に分解します。
銀粉・銅粉が完全になくならない限りイオンは発生し続けウィルスや菌を除去し続けます。
◇(2)人と人の距離感を考えたレイアウトへ変更(脱島形など)◇
向かい合わせだった島形の机を、分散化して配置します。
人と人との距離感を考えたレイアウトへの変更は、直ぐに実行できる場合もあれば、リフォームを必要とする場合もあります。
例えば配線を変える必要があれば、タイルカーペットやOAフロアを一端外し、床上コンセントなどを設置するなどします。もし、机などの移動に際し何も問題がなければ、ご自身でもできるでしょう。
◇(3)パーテーションの設置(飛沫を防ぐ、人の接触を少なくする)◇
組立・設置が簡単連結パーテーションや、机の間などの間仕切りとして利用することができるローパーテーションなどがあります。
購入する前に、どんな場所に設置すれば飛沫を防ぐ事ができるのか考える必要があります。
レイアウトが決まれば、注文しやすくなります。
また、オフィスに合わて自由に設計できる施工型パーテーションもあります。
防音性や斜視性に優れています。
喫煙スペースをイメージしていただければ分かりやすいかもしれません。
ガラスなどで本格的に小部屋を設けることができます。
関連▶オフィスや事務所にパーテションを設置する際に考えておきたい工事の仕方
◇(4)感染症対策のための間仕切り設置(飛沫を防ぐ)◇
段ボールや、ビニール製での簡易的な方法や、アクリル板で行う方法などがあります。
拭き掃除が頻繁に行えるアクリル板であれば、メンテナンス性においても衛生面においても使い勝手が良いと言えます。
ビニール製の物と比べ、安全で割れにくく、アルコールなどの薬品に強いです。耐久性に優れています。
受付カウンターや店舗とオフィスの間に簡単に設置できる、飛沫感染予防用のアクリルパーテーション、アクリル板、間仕切りがあります。
オフィス・事務所や保育園や幼稚園、病院や学校などの公共施設にも簡単に設置できるため、利用されはじめています。
◆新型コロナ感染症対策のための内装工事に対する助成金はあるのか?◆
新型コロナの感染症対策に対する助成金はあるのか調べてみました。
今後も助成金についての新たな情報に注視し、更新していきたいと思います。
尚、情報の一部に誤りがないとも言えませんので、利用される場合にはよく調べてください。
◇ 持続化補助金◇
(小規模事業者持続的発展支援事業)
小規模事業者等が経営計画を策定して取り組む販路開拓等の取組を支援
<補助額>
上限50万円(コロナ特別対応型:上限100万円)
事業再開枠:上限50万円
特例事業者:50万円上乗せ
※共同申請可能
<補助率>
一般型、コロナ特別対応型(A):2/3
コロナ特別対応型(B・C):3/4
事業再開枠(定額)※A~Cの詳細については裏面参照特例事業者上乗せ:2/3または3/4または定額
<補助対象>
非対面販売のためのホームページの作成・改良、店舗の改装、チラシの作成、広告掲載など
※事業計画期間において、「給与支給総額が年率平均1.5%以上向上」、「事業場内最低賃金が地域別最低賃金+30円以上」を満たすこと等を加点要件とします(コロナ特別対応型を除く)。
※詳細については公募要領を参照してください
◇新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン等に基づく対策実行支援事業◇
東京都中小企業振興公社によるもので、都内中小企業者に対し、業界団体が作成した新型コロナウイルス感染予防拡大予防ガイドライン等に基づき行う取組費用の一部が助成されるものです。
尚、都内で事業を行っている中小企業者が対象になります。
助成対象は、「内装・設備工事費」「備品購入費」になります。
◇助成限度額について◇
・内装・設備工事費を含む申請の場合、助成金として交付される最大額は100万円となります。
※内装・設備工事費を含む申請の場合、経費の総額が税抜150万円以上でも助成金として交付される額は100万円となります。
・備品購入費のみの申請の場合、助成金として交付される最大額は50万円となります。
◆事業の概要◆
(1)助成対象者【申請できる方】
都内中小企業者(会社及び個人事業者)、一般財団法人、一般社団法人、特定非営利活動法人(NPO法人)、中小企業団体等
(2)申請受付期間【申請できる期間】
令和2年6月18日から8月31日まで(郵送)必着
(3)助成対象期間【助成対象となる契約、購入、支払い等を実施すべき期間】
令和2年5月14日から10月31日まで
(4)助成限度額【助成金として交付されうる最大額】
50万円(ただし、内装・設備工事費を含む場合は100万円)(申請下限額10万円)
※助成金の支払いは、助成事業(取組)を完了し、公社の検査・審査を経た後となります。
(5)助成率【助成対象となる経費のうち、助成金として交付される金額の割合】
助成対象と認められる経費の3分の2以内(千円未満は切捨て)
(6)助成対象経費【助成事業(取組)に係る支出のうち、助成金の対象となる経費】
ガイドライン等※に基づく感染予防対策に係る経費の一部
①内装・設備工事費
(例)パーテーション設置工事、換気設備設置工事、等
②備品購入費(1点あたりの購入単価が税抜10万円以上)
(例)サーモカメラ・サーモグラフィーの購入、等
※内閣官房「新型コロナウイルス感染症対策」HP(https://corona.go.jp)掲載の「業種別ガイドライン」、各省庁・東京都(他道府県を除く)・都内区市町村等が作成する「感染予防対策」を目的としたガイドライン等
◇【注意】◇
一部業者が、自社製品や工事等が当該助成金の対象になると謳っているようですが、当公社として個別に認めているものではありませんので、十分ご注意ください。
◆在宅ワークやテレワークに対応した内装リフォームや間取りの変更◆
コロナ感染症対策によって「在宅勤務」や「テレワーク」など、働き方が変わった方も少なくないでしょう。
通勤時間が無くなったり、家事・育児の充実とメリットを感じる方も多いのですが、一方で、環境に苦しんでいる方います。
住宅は、住まうことが重点的に考えられているため仕事をしてみても、使い勝手が悪いことがあるのです。
実際、私の知り合いも賃貸アパートに住んでおり、在宅勤務が多くなったため引っ越しをしました。
このように在宅勤務の方が多くなってから問題が浮かび上がり、間取りを何とかしたいとのご相談をお受けするようになっています。
間取りの変更リフォームについて違うページでより詳しく解説していますので、検討されている方は参考にしてみてください。
◆最後に◆
建物によって間取りも違えば、使用目的も違います。
上記の施工を組み合わせる事で、より高い効果が期待できます。
日頃のことを想像し、どんな対策が必要かを検討してみましょう。
もちろん内装やさんの相談室では、感染症対策のための内装工事を行っています。
受付スペースにおけるビニールカーテン取付工事、パーティションの新設、飛沫感染防止用アクリルパネルの設置、光触媒塗料の吹き付けによる菌数の大幅な削減と環境の維持等になります。
まずは、お問い合わせください。
内装のことやリフォームのことなら長野市の内装やさんの相談室にお任せください。
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